2011受賞者が発表になった”ユネスコ・アラブ文化シャルジャー賞”の概要
Statutes of the UNESCO Sharjah Prize for Arab Culture
http://www.unesco.org/new/fileadmin/MULTIMEDIA/HQ/CLT/CLT/pdf/SharjahStatutesEN_01.pdf
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昨日取り上げた賞について、少し説明を加えます。
これは、”ユネスコ・アラブ文化シャルジャー賞”の定款です。
のちに一部、金額などで改訂があったようですが、設立の趣旨や概要が分かります。
シャルジャーは、
・アラビア語: الشارقة
・英語 : Sharjah
・日本語 : シャルジャー、またはシャルージャ、シャールジャ
アラブ首長国連邦(UAE)の三番目に大きい首長国で、シャルジャー市(City of Sharjah)が政治・経済・文化の中心。
1998年ユネスコから、”1998 Cultural Capital of the Arab Region”(1998 アラブ地域の文化の中心地)に指定されたことを記念し、同国の支援により、ユネスコ・アラブ文化シャルジャー賞が設定されたという経緯があります。
シャルジャー市には、17のミュージアムがあり、ユネスコによる指定に当たってはこれも評価されたようです。
賞は芸術、学問、プロモーション作品などを通して、アラブ文化の発展と普及に貢献した人に毎年授与され、アラブ諸国と、それ以外の諸外国からそれぞれ1名ずつ選出されることになっています。
2011年の受賞者の一人、João Baptista de Medeiros Vargens(ブラジル)は、アラビア語がポルトガル語に与えた影響を調査したことを皮切りに、アラブ・イスラム社会のブラジルとの関係を研究している方のようです。
グローバル化をしていくと、様々なことが身近になってきますね。
中東、南米も、もちろん目が離せません。
日本では、あまり知られていない賞ということで、少し説明を加えてみました。
”ニンゲンのせい”が多いのでしょうね。反省。
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