2012年2月29日水曜日

都市への人口集中が世界的に子供を置き去りにしていると、ユニセフが「世界子供白書2012」で警告


都市への人口集中が、世界的に子供を置き去りにしていると、ユニセフが「世界子供白書2012」で警告
Cities are failing children, UNICEF warns
http://www.unicef.org/media/media_61839.html
#unicef #children #urban #population

これは、ユニセフのプレス発表です。

ユニセフ(国際連合児童基金:United Nations Children's Fund)は、1946年、第二次世界大戦後の欧州、中国における児童の緊急支援のために国連が設立した基金で、その後活動範囲を発展途上国の子供、女性の援助にまで拡大、現在は国連の常設機関となっています。

(参考:設立当初は、United Nations International Children's Emergency Fund(UNICEF)が正式名称だったようです。これをその後活動範囲を広げて、現在の名称に変更。ただし名前だけはUNICEFを継続したとのことです。)

同基金による、最近発表の「世界子供白書2012」では、子供の多くが地方・農村部ではなく、都市圏に集中してきており、都市の人口増加の60%が、都市で生まれた子供によって占められているとしています。

その一方で、都市圏におけるインフラ、サービスが人口増大に追いついておらず、子供の成長の基本的なニーズすら満たしていない地域が多いとのこと。

”貧困による子供の問題は、地方・農村部”という従来のイメージは、世界的に崩れつつあり、都市圏の貧困層居住地域での子供人口の増加が、最重要課題になりつつあるとのことです。

都市圏では貧富の格差拡大が顕著に現れているものの、行政の判断が全住民の平均値で行われることから、益々貧困層に不利となり、そのしわ寄せが子供に及んでいるとの指摘がされています。


こうした世界の事情には、いつも目を向けておく必要がありますね。
グローバル人材の必須項目として、投稿しました。


GlobalBISCUE @BISCUE総合研究所
http://www.biscue.net/

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1 件のコメント:

  1. どうしても弱者にしわよせがいってしまいますね。

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