2012年3月31日土曜日

世界のグリーン銀行ランキング。トップはスペイン・サンタンデール銀行、バンク・オブ・アメリカが2位に躍進。


世界のグリーン銀行ランキング。トップはスペイン・サンタンデール銀行、バンク・オブ・アメリカが2位に躍進。
Santander Proves Greenest as No. 2 Bank of America Becomes Solar
http://www.bloomberg.com/news/2012-03-29/santander-proves-greenest-as-no-2-bank-of-america-becomes-solar.html
#bank #eco #bancosantander #bankofamerica #spain #usa

これは、Bloomberg Markets Magazine(米)が発表した世界のグリーン銀行ランキングの記事です。

クリーンエネルギーに対する融資、投資及び、自行のエネルギー消費や、カーボンフットプリントといったことを総合評価してランキングを付けているとのこと。

トップは、昨年に続いてスペインのサンタンデール銀行。これに続いてバンク・オブ・アメリカが躍進、という結果になっていました。

日本勢では、三菱UFJ FGが15位から6位に躍進。みずほFGも40位から16位へ、三井住友FGも33位から20位へと上昇しているようで、良い方向ですね。

1. Banco Santander (Spain)
2. Bank of America (USA)
3. Intesa Sanpaolo (Italy)
4. Citigroup (USA)
5. Lloyds Banking Group (UK)
6. Mitsubishi UFJ Financial Group (Japan)
7. HSBC Holdings (UK)
8. Societe Generale (France)
9. BNP Paribas (France)
10.Barklays (UK)
16.Mizuho Financial Group (Japan)
20.Sumitomo Mitsui Financial Group (Japan)

スペインは、フィードインタリフ(固定価格買い取り制度)で太陽光発電を促進したことはよく知られていますから、それが効いているのでしょうか。

バンク・オブ・アメリカは2011年、太陽光発電への大型融資を行なったようです。

ただし、米国の太陽光発電については、ソーラー・パネルメーカーのベンチャー企業Solyndra社の経営破綻など、必ずしもうまく進んでない面もあるようです。

(この辺りは環境ビジネス情報サイト”GreenBISCUE”の特集記事「米国環境最前線」
http://www.greenbiscue.com/special/wsg111110001/  もご一読ください)

金融機関の環境への取り組みのランキングを見ると、その国の姿勢がわかってきますね。
グローバル人材の必須知識の一つということで、投稿しました。


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2012年3月30日金曜日

インド首相の第4回BRICSサミットに関するステートメント。BRICS開発銀行構想ほか。


インド首相の第4回BRICSサミットに関するステートメント。BRICS開発銀行構想ほか。
Prime Minister’s Media Statement at the Fourth BRICS Summit
http://mea.gov.in/mystart.php?id=190019163
#BRICS #developmentbank #India #China  #Brazil #Russia #SouthAfrica

これは、インド・ニューデリーで開催された第4回BRICSサミットに関する、インド首相のステートメント(インド政府発表)です。

BRICS(インド、中国、ブラジル、ロシア、南アフリカ)の各国開発銀行の間で取り交わされた協定が、今後5ヶ国間の貿易促進に寄与するであろうこと。

そして、BRICS開発銀行創設に関する提案がなされ、それに対する調査・検討を進めて次回サミットで話し合いが持たれることなどが含まれています。

他のサイトや、ムービーなども見てみましたが、案の定、世界銀行など既存の組織からは、この新興国による開発銀行創設にネガティブな反応が出ているようです。

最近、以前より米国が独占してきた世界銀行の総裁ポストを争う選挙が話題になっていますが、いわゆる「南北問題」にかなり変化がでてきたように思います。

もうひとつ気付いたのは、BRICSの「S」が南アフリカに定着してきたこと。
4ヶ国(BRICs)が5ヶ国(BRICS)になってきたことは、以前にも取り上げましたが、もう決まりのようですね。

グローバル人材育成に向けて、当研究所では各国語のコンテンツ提供などを進めていますが、BRICSはもちろんその対象国の中心。益々、仕事が忙しくなりそうです。


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2012年3月29日木曜日

BISCUEの新作「企画書作りのコツ 構想編」eラーニング、mラーニング、DVDで新発売


BISCUEの新作「企画書作りのコツ 構想編」eラーニング、mラーニング、DVDで新発売です
http://www.biscue.net/contents/genre/planning/#course-ip10d01s
#e-learning #mobile #m-learning #kikaku #proposal #kikakusho #jinji

株式会社シュビキから、BISCUEの新作「企画書作りのコツ 構想編」が発売になりました。

ビジネスでは、お客様になっていただくために、説明し、説得し、その上で納得してもらわなければいけませんね。

そこで求められるのは、説得力のある企画書、つまり「通る企画書」です。

では、どのようにすればそのような企画書が作れるのでしょうか。
この作品では、この大切なポイントに踏み込んで、ご説明していきます。

企画書は、その構想段階から共通して押さえておくべきポイントがいくつかあります。このポイントを中心に、成功する企画書作りのステップとコツをご紹介する構成になっています。

PCだけでなく、タブレットやスマートフォンでも使えるほか、DVDでも同タイトルを同時発売しましたので、学習環境に合わせてお使いいただけます。

社員研修や、自己研鑽用教材として是非ご活用ください。

なお、日本経済新聞社nikkeinetでも、本作品をご紹介いただきましたので、ご参照ください。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=306399&lindID=5


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チョコレートが健康によい10の理由


チョコレートが健康によい10の理由
10 Health Benefits Of Chocolate
http://www.huffingtonpost.com/2012/03/28/chocolate-health-benefits_n_1383372.html?ncid=edlinkusaolp00000003#s818522&title=Related_Video
#chocolate #health

チョコレート好きには大歓迎のHuffingtonpostの記事でしたので、引用しました。
なるほどなと思うものもあれば、少々驚きという理由も・・・

ということで、インターネットで色々なサイトを見てみました。

結論としてこのような効果はあるようです。

・血圧を下げる効果がある
・コレステロールを下げる
・心臓病に良い
・がんの予防によい
・ミネラルが多い
・楽しい雰囲気になる
・陰鬱な気分を解消する効果がある
・記憶力が高まる

ただし、

・食べ過ぎはよくない
・あまり甘すぎるものはよくない
・なんといっても、脂肪、カロリーは多い

ということです。

どんな食品でも、これは当たり前かもしれませんが、海外でもチョコレート効果に期待する人は多いようです。

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2012年3月27日火曜日

フランスで、ナポレオンのテーマパーク計画中


フランスで、ナポレオンのテーマパーク計画中
Napoleon the theme park
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-17397172
#napoleon #france #themepark

これは、英国BBCのニュースです。
”ナポレオン・パーク計画中”ということで、もちろんフランスの話題なのですが、英国でも捉えているということで気になり、引用しました。

そのあと、少しインターネットでサイトを回ってみました。
あまり日本では馴染みのない話題かと思いますが、色々話題になっているようですね。

フランスの元大臣Yves Jégo氏がリーダーとなって資金を集めているプロジェクトのようで、投資額2.8億ドルといった数字がネットに掲載されていました。

フランス政府も後押ししている模様で、資金確保はほぼされるであろうとの見方がされているようです。

資金が確保されれば、2014年に着工、完成は2017の予定。
初年度来場者として、150万人を見込んでいるようです。

フランスのアミューズメント・パークでは、やはりパリにあるディズニーランドが大きく、年間来場者数は約1,500万人だそうですが、”米国の産物”と見る市民も多いのでしょうか。

これに比べれば、ナポレオン・パークの計画値はそれほど大きくありませんが、何といってもフランスの偉人ですから、注力していくかもしれません。

先日、IMF専務理事ラガルド氏がナポレオンの言葉を引用していましたね。
今年の仏大統領選挙では、ジャンヌ・ダルク登場についても、投稿しました。

フランスは、やはり動向が気になりますね。


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2012年3月24日土曜日

グローバルビジネスの必須知識、キャッシュ・フロー計算書。アカウンディング教材『キャッシュ・フロー計算書のしくみ』新発売


グローバルビジネスの必須知識、キャッシュ・フロー計算書。
アカウンディング教材『キャッシュ・フロー計算書のしくみ』新発売
http://www.biscue.net/pressrelease/

これは、当研究所の母体、株式会社シュビキのプレスリリースからの引用です。

株式会社シュビキでは、ビジネスパーソンのアカウンティング・スキルアップ教材『キャッシュ・フロー計算書のしくみ』をeラーニング、mラーニングおよびDVDで、発売致しました。

財務諸表の中でもキャッシュ・フロー計算書は、日本で本格的に採用されてから比較的歴史が浅く、それだけに馴染みの薄いものになっています。

とはいえ財務諸表を読む力はビジネス・パーソン必携のスキルで、中でもグローバルビジネスを行なうには、世界共通指標としてのキャッシュ・フローが極めて重要です。

本作では、キャッシュ・フロー計算書のしくみや計算の仕方、他の財務諸表と比べた際の意義などを、分かりやすく解説しました。

PCだけでなく、タブレットやスマートフォンでも使えるほか、DVDでも同タイトルを同時
発売致しますので、学習環境に合わせてお使い頂けます。

■タイトル
『キャッシュ・フロー計算書のしくみ 1.基本』
『キャッシュ・フロー計算書のしくみ 2.全体の構造』
『キャッシュ・フロー計算書のしくみ 3.区分ごとの内容』
『キャッシュ・フロー計算書のしくみ 4.算出の仕方』
『キャッシュ・フロー計算書のしくみ 5.計算書の意義』

詳細は、以下サイトをご参照下さい。

【eラーニング・mラーニング】
http://www.biscue.net/contents/genre/zaimu/#course-zm15d01s

【DVD】
http://www.biscuedvd.net/contents/genre/zaimu/#course-zm15d01s


貸借対照表、損益計算書は歴史も長く、当研究所でも様々なコンテンツの監修・製作に携わってきました。ビジネス・アカウンディングの基礎ですから、このしくみをマスターすることは、極めて大切です。

ただし、グローバルビジネスでは、この財務諸表だけでは足りません。

アカウンディングはビジネスのルールですから、それぞれの事業者が熟知した上で、ビジネスを進めるわけですが、一方でこれは国の政策にも関係するため、それぞれの国で独自の基準を作ってきたのもまた事実です。

しかし、それでは国際間の取引が成り立ちませんね。基準が違えば解釈も違い、財務諸表の比較ができないわけですから。

そこで、キャッシュ・フロー計算書が重要になるわけです。
キャッシュを持っているか、いないか、であればどこの国でも同じということです。

アカウンティングの世界では、IFRS(International Financial Reporting Standards:国際財務報告基準)が大きなテーマとなっています。

資本取引、損益取引いずれもグローバル化が進む中で、こういう基準が必要になるのですが、そこでも重要な財務諸表となるのが、キャッシュ・フロー計算書。


”できるビジネスパーソン”の必携スキル、ビジネス・アカウンティング。
グローバル人材は、この分野もマスターする必要があります。


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2012年3月23日金曜日

米国産エネルギーに関するオバマ米大統領のスピーチ(全文)


米国産エネルギーに関するオバマ米大統領のスピーチ(全文)
Remarks by the President on American-Made Energy
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2012/03/22/remarks-president-american-made-energy
#energy #oil #usa #obama #solar

これは、オクラホマ州クッシング市(Cushing, Oklahoma)でのオバマ米大統領のスピーチ(全文)です。

クッシング市は、1912年に始まった石油ブームをきっかけに、石油精製センターとして成長を遂げた都市です。

従って、大統領のスピーチも、石油、石油、石油・・・

米国産の石油を増やしていかなければいけない、オバマ政権の下で、過去8年のどの年よりも多くの石油を生産している。

石油というエネルギー政策の根幹を、地球の裏側の国に左右されてはいけない。我々は自分たちの未来、子供たちの未来を、自分たちで決めていく。

そのためには、米国内での石油生産を更に増やし、エネルギーの将来を自分たちでコントロールしなければならない。

一方で30年間、ほとんど何の対策もとられなかった乗用車やトラックの燃費改善に、ついに取り組み出した。そして、いまや同じ量のガソリンで約2倍の走行距離を達成するまでになった。

こういう感じで、スピーチが続いています。

石油の都市での選挙演説ですから、当然こうなるわけですが、”環境問題”が話題として出てくるだろうか、と注目して読み進みました。

そして、幸いにも、そのくだりが出てきました。
再生エネルギー、バイオ燃料、太陽エネルギー、風力発電・・・
オバマ政権発足時の公約ですから、当たり前かもしれません。

石油消費大国、アメリカ。
そのエネルギー政策について、少し雰囲気が感じとれますね。


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2012年3月22日木曜日

3/22は、国連が定める、ワールド・ウォーター・デー(世界の水の日)


3/22は、国連が定める、ワールド・ウォーター・デー(世界の水の日)
World Water Day is 22 March
http://www.unwater.org/worldwaterday/about.html
#water #un #worldwaterday

これは、国連が定めるワールド・ウォーター・デーのプロモーションサイトです。

この日は、1992年、ブラジル・リオデジャネイロで開催された、国連環境開発会議(United Nations Conference on Environment and Development (UNCED))で、フレッシュ・ウォーターの国際デーが提案されたことに始まります。

その後、1993/3/22が、最初のワールド・ウォーター・デーとして、国連総会で決定されました。それから約20年、各年次のようなテーマを掲げて、今日に至っています。

・1994、Caring for Our Water Resources Is Everyone's Business
・1995、Women and Water
・1996、Water for Thirsty Cities
・1997、The Worlds Water - Is There Enough
・1998、Groundwater - The Invisible Resource
・1999、Everyone Lives Downstream
・2000、Water for The 21st Century
・2001、Water for Health - Taking Charge
・2002、Water for Development
・2003、Water for The Future
・2004、Water and Disasters
・2005、Water for Life 2005-2015
・2006、Water and Culture
・2007、Water Scarcity
・2008、International Year of Sanitation
・2009、Transboundary Waters
・2010、Water Qualitty
・2011、Water for Cities
・2012、Water and Food Security

サイトにはこういうことが書かれていました。

・ヒトは一日に、2-4リットルの水を飲む。
・しかし、水の消費量で一番多いのは、食料の生産工程だ。
・例えば、1キロの牛肉を作るのに必要な水は、15,000リットル。
・小麦1キロであれば、1,500リットルが消費される。

・もっと健康的で、持続可能な食料の消費が必要だ。
・水の消費が少ない食料を消費すべきだ。
・世界で捨てられる食品は30%。ここに大切な水が使われている。
・もっと高品質の食料を生産すべき、水の消費は減らして。


「世界の水の日」の制定から、今日に至るまでのテーマの変遷。興味深いですね。
水の有り難さを、再認識する日だと思います。


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Twitter誕生日おめでとう、米ホワイトハウスの2011、トップ・ツイート


Twitter誕生日おめでとう、米ホワイトハウスの2011、トップ・ツイート
RT @whitehouse Happy Birthday Twitter! Check out some of whitehouse's top tweets from 2011
http://storify.com/whitehouse/top-tweets-of-2012
#twitter #whitehouse #usa #birthday

Twitterが始まって6年。
これは、米ホワイトハウスが、2011年にTwitterに投稿したメッセージからのセレクションです。

そのいくつかを捉えてみました。

2011年1月
オバマ米大統領の年頭教書から「一緒に働けるかどうか・・・」と訴えかけるメッセージ。

2011年2月
エジプト国民、特に若い世代への訴えかけ。「貴方がたの声を聞いています。」

2011年3月
「日本は、日本国民の強さと、その精神によって、復興し、回復できると信じています。」

2011年5月
「ビン・ラディンはイスラムのリーダーではなかった。大量殺人者だ。」

2011年6月
「我々はあきらめない、大きなことをできる、そして自分の未来は自分で決められる。」

2011年9月
経済成長と赤字削減のプランを説明するに当たって、「これは戦争ではない、数学なんだ。」

2011年10月
「長期にわたったイラクとの戦争は終わりに近い。アフガニスタンからも撤退が始まる。」


日本の政治と比較して、少しやり方の違いを感じますね。
どちらが良いかは、国民性もありますから、一概には言えませんが。


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2012年3月20日火曜日

飢餓10億人、解決可能な世界で最も大きな課題(WFP国連世界食糧計画)


飢餓10億人、解決可能な世界で最も大きな課題(WFP国連世界食糧計画)
Hunger: The World’s Greatest Solvable Problem
http://www.wfp.org/stories/hunger-worlds-greatest-solvable-problem
#WFP #UN #hunger #bottombillion #paulcollier

これは、WFP(United Nations World Food Programme:国連世界食糧計画)が発表したニュースです。

世界では、ほぼ10億人が空腹のまま、毎夜眠りにつく。
WFPでは、飢餓こそが、解決可能な世界で最も大きな課題だとしています。

(世界の人口は、現在70億人ですから、実に7人に1人です)

この記事では、ブラジルをとらえ、この10年間で飢えに苦しむ人々を1/3減らし、2,400万人の飢餓状態の人々のレベルを上げ、25%の栄養不良を解消したとしています。

また、中国、ロシアについては、以前WFPの食糧支援を受けていたにも関わらず、今は支援を行う国の仲間入りをしたと、絶賛しています。

その上で、飢餓を減らすために有効な6つの対策が挙げられていました。

(1)緊急事態における食糧支援
人的災害または自然災害時の食糧支援は、何千もの命を救うとともに、子供の栄養状態を改善し、成長を助けることになる。

(2)2歳以下の子供への対策
妊娠中または母乳保育の女性への食糧援助、及び2歳以下の子供への栄養補給が、心身ともに健康な子供を育てる。

(3)学校給食
学校で無償の給食を配ることは、子供の学習への集中力を高め、また就学を続けさせる効果もある。

(4)小農場主への支援
小さな農場主に対して、訓練、支援をするとともに、買い取り市場への道を拓くことが、食糧生産を確実なものにする。

(5)研修参加者への食糧提供
仕事に就くための研修に参加した人たちに、参加の動機付けとして食糧を提供することは、自活の道を拓くことになる。

(6)食糧引換券
市場に食糧はあっても、貧しい人たちがこれを買えないのであれば、食糧引換券(food voucher)を配布するのが有効な手段になる。


10億人という数字を見て、以前話題になった「The Bottom Billion: Why the Poorest Countries Are Failing and What Can Be Done About It(Paul Collier著、2007年発刊)」という書籍を思い出しました。

この本は、最下層にある10億人が陥る4つの罠を指摘し、先進国と底辺10億人の諸国の取るべき方向を示したものです。

飢餓も10億人。どうしても、今の経済システムでは、このサイズでこういう状況に陥るのかもしれません。世界中がこうした事実に向き合い、それぞれの責任を果たしていく必要があると思います。


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ニンニクが含む10の医薬的成分。エジプト、ヒポクラテスの時代にまで遡るその効能


ニンニクが含む10の医薬的成分。エジプト、ヒポクラテスの時代にまで遡るその効能
The Top 10 Medicinal Ingredients of Garlic
http://www.free-press-release.com/news-the-top-10-medicinal-ingredients-of-garlic-1332159488.html
#garlic #medicine #egypt #Hippocrates

これは、ニュージーランドの自然健康サプリメーカー(Tasman Health)のリリースです。

ニンニクの効能をアピールした記事ですが、その歴史的事実が興味深く、投稿しました。
概要は、以下のようなものです。

ニンニクのもたらす癒しの効果は、1000年以上にわたって、世界各国に知られている。

エジプトでは、頭痛から身体衰弱に至るまで、22種類もの健康問題にニンニクが使われていたとの歴史的記録がある。

「医学の父」「医聖」とも呼ばれるギリシアのヒポクラテスは、彼自身の呼吸器、消化器系の病気治療にニンニクを使ったとされる。
さらに、フランスでは、ペスト対策(中世に流行した黒死病)にも使われたという。

今日、ニンニクの治療、予防における効果は、科学的、臨床的にも実証されてきている。

高血圧、高コレステロール、心臓病、動脈硬化、免疫不全、細菌感染、加齢性疾病、消化不良、下痢などなど、近代医学でニンニクに効果があるとしている分野は様々だ。

ニンニクに含まれる10の医薬的成分は以下の通り。

1. アリシン Allicin
2. アジョエン Ajoene
3. ジチイン Dithiins
4. 有機硫黄化合物 Organosulfur compounds
5. 抗酸化剤 Antioxidants
6. ビタミン Vitamins
7. ミネラル Minerals
8. アミノ酸 Amino Acids
9. 酵素 Enzymes
10. タンパク質 Protein.

ニンニクについては、かなり科学的な実証が進んでいるようですね。
漢方薬などでは、まだまだ科学が追いついていない部分も多いと聞いていますが。


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2012年3月18日日曜日

中国デベロップメントフォーラム2012での、ラガルドIMF専務理事のスピーチ(全文)


中国デベロップメントフォーラム2012での、ラガルドIMF専務理事のスピーチ(全文)
China Development Forum 2012 : Luncheon Address by Christine Lagarde, IMF Managing Director, Beijing, Sunday, March 18
http://www.imf.org/external/np/speeches/2012/031812.htm
#IMF #China #Lagarde #economy #chinadevelopmentforum

これは、3/18北京で開催された中国デベロップメントフォーラム2012昼食会での、クリスティーヌ・ラガルドIMF(国際通貨基金)専務理事のスピーチ全文です。(出典:IMFのプレスリリース)

概要を順にご紹介して参ります。3つのパートと締めの一言に分かれています。
最初は、世界経済についてのコメント。

世界経済は昨年11月頃に比べて、かなりの好転が見られる。
特にヨーロッパでは、各国政府、中央銀行の政策が有効に機能しつつあり、暗雲の立ち込めていた経済情勢に変化が見られる。

金融市場も少しずつ沈静化しており、直近の経済指標は上向きになりつつある、特に米国においては。

ただし、政府、民間とも債務レベルは依然として高く、失業率も下がっていない、金融システムも脆弱だ。更に、原油価格の高騰が新たなる脅威となりつつある。

経済情勢の逼迫については先進国、特に欧州諸国が震源地と言える、しかしその対策は正しい方向に向いている。ただし、発展途上の新興国の責任も大きくなっている。

続いて、中国経済についてのコメント。

こうした中、中国は素晴らしい成長を記録してきた。

ナポレオンが200年前、「中国は眠れる巨人である。この国が起き上がったら、世界を驚かすであろう。」と言った。その通りだった。中国はこの30年で、GDP世界第2位になるという、すばらしい発展を遂げた。

世界の20%の人口を抱える中で、何百万人もの人が貧困から救われたという、この中国の人たちが実現した経済成長は、各国が見習うべきものと言える。

更に続いて、中国に対して望むことについてコメント。

このように素晴らしい成長をしてきた中国に対して、望むことが、大きく3つある。

(1)内需の拡大
中国の第12回五ヶ年計画でもこの点が強調されているが、中国国内の内需に支えられた経済成長を実現すること。

(2)国民所得の拡大と均等社会の実現
より均等な社会を作り上げることは、更なる経済の安定と、持続的成長を実現してくれるもの。これを、早急に実現してほしい。

(3)金融システムの改革
中国の金融システムが経済成長を支えられるようになること、不安定なものにしないことが大切。中国の経済規模に見合うよう、人民元が国際準備通貨というステータスを得ることも、必要ではなかろうか。

そして、最後に締めの一言。

IMFの中における中国の役割、リーダーシップは大きくなっている。
それは人的な面でも極めて大きい、として中国の副専務理事朱民氏ほかの貢献を絶賛していました。


1月のダボス世界経済フォーラム(WEF)でも、中国に対する注目度の高さを報告しました。

世界経済の現状についてのコメントも注目に値しますが、それと同時に、これからの中国の役割を再認識させるスピーチとして、印象に残るものでした。

実は、ちょうどこの記事を書き終えたところで、テレビでIMFラガルド専務理事の報道が流れていました。

当たり前かもしれませんが、内容はこの記事の最初の1/3部分だけ。
IMF専務理事が、世界経済に強気の見通しを出したというものでした。
グローバル人材はもちろんのこと、メディア・リテラシーの重要性を感じた一幕でしたので、付記致します。


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2012年3月17日土曜日

多言語を話すことがもたらす恩恵(BISCUE eラーニング・mラーニング多言語化に際して)


多言語を話すことがもたらす恩恵(BISCUE eラーニング・mラーニング多言語化に際して)
The Benefits of Multilingualism
http://www.sciencemag.org/content/330/6002/332.summary
#language #bilingual #multilingual #biscue

これは、学術論文のサマリーを紹介したサイトです。

当社が提供する、BISCUE eラーニング・mラーニングは、これから多言語化していく予定ですが、それに当たり、色々調べていてこの記事を発見しました。

※ちなみに、英語、中国語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語から着手し、順次対応言語を拡張予定です。
http://www.biscue.net/pressrelease/pr120315.html

脳の構造については、当社の中にも興味を持って、色々と調べているメンバーがいるのですが、言語の習得が:

・脳の違う部分を使うため、活性化に良い
・その結果として、脳の機能が良くなる
・アルツハイマーの予防にも効果がある

など、色々な面で役立つことが証明されているようです。

小生ももちろん、業務の関係と、個人的な興味もあり、様々な言語にチャレンジを続けているのですが、こうした記事は励みになります。

「グローバル人材は、英語が必要でしょうか?」
ある会合で、こういう質問を受けたことがありました。

「できないと通じませんからね。日本の文化、歴史、政治、経済なども含め、やはり外国語で紹介できないとグローバル人材とは言えないのではないでしょうか。」
と回答したことを覚えています。

語学はあくまでもツールですが、グローバルビジネスに取り組む方々には、是非複数の外国語に取り組んでいただきたいと思います。


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2012年3月16日金曜日

欧州の太陽光発電の日には、50万人以上がイベントに参加予定(欧州の一体感を、異文化交流でも納得)


欧州の太陽光発電の日には、50万人以上がイベントに参加予定(欧州の一体感を、異文化交流でも納得)
European Solar Days events expect more than a half-million participants
http://pr.euractiv.com/press-release/european-solar-days-events-expect-more-half-million-participants-21152
#europe #solar #energy #eco #solardays #photovoltaic

これは、European Photovoltaic Industry Association (EPIA:欧州太陽光発電産業協会)による発表記事です。

2002年、オーストリアで、”Day of the Sun (太陽の日)”として始まった催しは、その後”European Solar Days(欧州の太陽光発電の日)”として定着。今では毎年のイベントになっているようです。

期間は5/1-13、今年は16ヶ国から50万人以上が参加する予定と発表されています。

この期間中、欧州各国の何百という地域で、太陽光発電の展示会や、オープンドア・デー、会社スタッフのトレーニング、子供のためのストリート・フェスティバルなどが行われるとのこと。

ちなみに、昨年は、欧州19ヶ国で8,000のイベントが行われ、太陽光発電のメーカーから、学校、各地の機関までが参加したとのことです。

5/10にはベルギー・ブラッセルで、EUの政治、産業関係者による特別イベント”Solar Citizens: People in Charge of their energy future(太陽光発電市民:エネルギーの未来を担う人々)”を予定。

ここでは、太陽エネルギー政策についての話し合いが持たれるとも、発表されています。

EUの、2050年のエネルギー・ロード・マップ、そして2020年のエネルギー目標の達成に向け、太陽光発電の重要性が強調されていました。


当社で恒例となっている異文化交流パワーランチでは、本日、ヨーロッパでの人の移動が話題になりました。

冷戦間の鉄のカーテンもなくなり、今はパスポートを提示するでもなく、陸続きでただラインを越すだけ、本当に簡単にお隣さんに行くという感覚だそうです。

今回ご紹介したイベントも、こうした背景で欧州を挙げてのものになるのだと思います。


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2012年3月15日木曜日

自閉症啓発のための製品が、米国ウォルマートのコンテストに


自閉症啓発のための製品が、米国ウォルマートのコンテストに
Product to support Autism Awareness chosen for Walmart's "Get on the shelf" contest
http://www.free-press-release.com/news-product-to-support-autism-awareness-chosen-for-walmart-s-get-on-the-shelf-contest-1331097704.html
#autism #USA #Walmart #lightupblue

これは、自閉症啓発のための製品(ICE Block Cooler)を企画した米国の会社のプレスリリースです。

世界最大の小売チェーン、ウォルマートには、棚に展示する製品を公募して、投票で決めていくというコンテスト("Get on the shelf" contest)がありますが、そこに投票してほしいという内容になっています。

4月2日、国連が定めた世界自閉症啓発デー(Light It Up Blue:ライトアップブルー)を迎えるに当たって、発表されたのがこの製品です。

製品自体は、いわゆるアイスクーラーですが、開発のコンセプトがユニークです。
冷凍庫などで冷やせば、”Light It Up Blue”(青くなる)になり、それ自体が世界自閉症啓発になっているとのこと。

また、製品の底部分には、自閉症のロゴが印刷されており、企画のいきさつ(6歳の息子が自閉症に打ち勝つために開発した・・・)を読むこともできると書いてあります。

自閉症は日本でも少しずつ認知度が上がってきていますが、米国でもまだまだ知名度は低いようです。

社会性のある製品企画ということで、捉えてみました。

米国のベンチャー企業の発想は、勉強になるところがあります。
確かに、”Light It Up Blue”、社会性のある視点です。狙い通り、トレンドになるとよいですね。


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2012年3月14日水曜日

ホワイトチャペル・ギャラリーで、英国首相官邸の12人が選んだ絵画を展示


ホワイトチャペル・ギャラリーで、英国首相官邸の12人が選んだ絵画を展示
'12 from Number 10' at Whitechapel Gallery opens its doors to the public
http://www.number10.gov.uk/news/our-art-on-display/
#number10 #UK $cameron #primeminister

これは、英国首相官邸(Number 10)からのニュース発表です。

英国首相官邸は、”10 Downing Street, London, UK”にあることから、”Number 10”という略号で呼ばれています。

英国には、1890年代後半に大蔵省が予算取りをして始まった、”Government Art Collection(政府のアート・コレクション)”があり、これが400を超える英国政府の建物に展示されています。

その中の一つが首相官邸で、当然重要な建物ですから、著名な作品が置かれています。
例えば:

 ”The Old Palace of Whitehall”(Hendrick Danckerts作)
 ”Jane Anne Inglis(姪の肖像画)”(John Constable作)
 ”Ada Lovelace(初期のコンピュータ開発を支援したLord Byronの娘)”の肖像画

といった作品。
歴代首相が自身の在位中に持ち込んでいる作品もあるとのことです。

これらに加えて、首相官邸の1階には、現代美術を展示する部屋もあり、6ヶ月ごとに作品を入れ替えて、海外ほか広い範囲からの来賓に公開していると書かれていました。

今回のニュースは、この首相官邸にある作品が、外部のホワイトチャペル・ギャラリーで展示されるというものです。絵画をギャラリーで展示するというのはよくある話ですが、その選考プロセスに目が止まりました。

政治関係者でない12人のスタッフ、例えば清掃人、秘書、ITマネージャーなどが、18世紀から現代に至る絵画の中から選出したとのことです。

なるほど、さすが英国らしい粋な計らい、と感じて投稿した次第です。

誰もが知る、一時代を画した大英帝国。
経済の面では、様々な外部パワーに押され気味ですが、こうしたちょっとしたところに伝統の力を感じました。


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2012年3月13日火曜日

芸術と創造性は自由の表現。自由の女神の意味するものは。


芸術と創造性は自由の表現。自由の女神の意味するものは。
Art and Creativity is the Expression of Liberty.
http://www.free-press-release.com/news-art-and-creativity-is-the-expression-of-liberty-1326703042.html
#liberty #art #statueofliberty #Warhol #Lichtenstein

これは、ロサンゼルスの美術館のプレスリリースです。
”自由(Liberty)の表現”という言葉が印象に残り、投稿しました。

”自由の女神(Statue of Liberty)”と言えば、米国ニューヨークの女神像が頭に浮かびますが、そこには色々な意味が含まれているようです。

元々、米国独立戦争での友情の証として、独立100周年にフランスより贈呈され、1886年に完成したのがこの女神像です。

自由、勇敢さ、粘り強さ、リーダーシップの世界統一の政治的シンボル。
希望(hope)と機会(opportunity)を具現したもの。
また、自由と正義の実現に向けて女性が果たした役割の重要性にも触れています。

そして、この女神像について、芸術家たちが何十年にもわたって独自に解釈し、政治的、社会的な特徴を捉えて作品にしてきたという経緯があると書かれています。

その代表的な芸術家としては:

 Andy Warhol
 Roy Lichtenstein
 Peter Max
 Mike McNeilly
 Joseph Leyendecker

検索エンジンで画像を検索してみましたが、確かにそれぞれの画家が独自に解釈をした女神像になっていました。


自由の女神、色々な意味がありますね。
国民性によっても、捉え方が変わってくると思います。
ダイバーシティ&インクルージョン、グローバル化では大切なコンセプトです。


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2012年3月11日日曜日

東日本大震災から1年。政府主催の追悼式開催、午後2時46分全国で黙祷


東日本大震災から1年。政府主催の追悼式開催、午後2時46分全国で黙祷。震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された地域と皆様の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
http://www.gov-online.go.jp/sp/shinsai/tuitousiki.html
#eathquake #higashinihondaishinsai #fukushima

東日本大震災から1年。
今日は、これ以外の話題は見当たりません。

朝からテレビでは、多くの特別番組が組まれています。
何度となく流れる、大津波、原発事故、その後の被災者の方々の暮らしなどの映像は、どれを見ても心が痛みます。

それと同時に、復興に向けての様々な方面での努力、支援活動なども紹介され、同じ日本人として、できる限りの支援をしていかなければならないと、改めて認識させられました。

東京の国立劇場では、政府主催の追悼式が行われ、天皇陛下が哀悼の意を表されるとともに、野田首相や遺族代表の方々などがその意を述べられました。

午後2時46分、大地震が東北を襲ったその時間には、全国で黙祷。
私は、たまたま入院見舞いのために病院を訪問していましたが、そこでもアナウンスが流れ、全員で黙祷しました。

今、このブログでは、グローバル人材をテーマに世界中の話題を取り上げています。

忘れてはならないのは、1年前、日本が大きな試練に直面したとき、多くの国が両手を挙げて支援を申し出てくれたこと、そして実際にそれぞれが支援活動をしてくれたことです。

私の海外の友人からは、原発のニュースを見て、今すぐにでも家族で来てはどうかとの申し出がありました。人としてのあるべき姿、優しさに触れ、感激しました。

改めて、感謝の意を表したいと思います。

グローバルビジネスといっても、その基本は人。
大震災で海外から寄せられた善意を忘れることなく、国際社会に貢献する考え方で進めていきたいと思います。

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2012年3月10日土曜日

EU、飲料水供給に関するMDGs目標を、予定より早期に達成と発表


EU、飲料水供給に関するMDGs目標を、予定より早期に達成と発表:世界の3200万人がその恩恵を受ける
Global goal to increase the number of people with access to drinking water achieved ahead of time; 32 million people benefited from EU actions on water
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/12/230&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en
#EU #MDG #water #europeancommission #africa #subsahara #caribbean #pacific


これは、EU(欧州連合)の行政執行機関であるEuropean Commission(欧州委員会)によるプレスリリースです。

3/12-17、仏・マルセーユで行われる、水分野では世界最大のWorld Water Forum(第6回)で発表される内容としてリリースされたものです。

現在、世界では7.8億人がきれいな飲料水を飲めない状態にあり、そのうち3.3億人は、サハラ砂漠以南のアフリカに居住しています。

ミレニアム開発目標(MDGs)では、こうした飲料水の世界的なカバー率を88%としていますが、2010年末の統計では89%(当時の総人口61億人)に達したとしています。

ただし、公衆衛生に関しては、2015年目標のカバー率75%に対して、現状では63%であり、更なるアクションが必要としています。

EUの水に関するイニシアティブは、2002年、南アフリカ・ヨハネスブルグでの「持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルグ・サミット) 」でスタート。
その後、アフリカ、カリブ海、太平洋諸国を対象にした”EU-ACP Water Facility(2004)”の設立など、EUとドナー、各国政府、市民社会、民間セクターなどで進めているとの報告でした。

※ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)
2000年9月の「国連ミレニアム宣言」と、1990年代の主要会議、サミットでの開発目標をまとめたもの

ミレニアム開発目標(MDGs)の途中経過の一つということで投稿しました。
世界でまとめた目標ですから、皆がPDCAに参加しないといけませんね。
グローバル人材としては、こうした認識も持ちたいと思います。


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海洋の生み出すもの、それをどう保護するか:海洋保護のためのグローバルパートナーシップ


海洋の生み出すもの、それをどう保護するか:海洋保護のためのグローバルパートナーシップ
@WorldBank The ocean's wealth and how to protect it.
http://www.globalpartnershipforoceans.org/oceans-our-living-resource-infographic?cid=EXT_TWBN_D_EXT
#ocean #globalpartnership #eco #marine

今日は、海洋保護のためのグローバルパートナーシップ(Global Partnership for Oceans)のサイトをご紹介します。

このパートナーシップは、世界各国、国際機関、市民社会団体、民間セクターで作っているアライアンスで、世界の海洋及び海洋資源の保護、持続可能性に向けての活動が主たる目的です。

地球の71%は海洋であり、その生み出す様々な資源は、人の生活を支え、経済活動に安定をもたらし、そして天候の平準化にも寄与しているとのメッセージが、最初に掲げられています。

その上で、

 ・なぜ海洋が重要なのか
 ・海洋資源にはどのようなものがあるのか
 ・海洋汚染と海洋保護はどうなっているのか
 ・漁業による乱獲はどうなっているのか

といったことが、一覧できるデータとともに掲載されています。

この30年間で、漁業による乱獲がもたらした累積の経済損失は、2.2兆ドルにも上るという驚きのデータが載っていました。

30年で割っても、1年間に730億ドルですから大変な金額です。

このほか、何といっても海洋は、熱や二酸化炭素を吸収し、酸素を生成し、その上、世界の気候を安定化しているわけですから、これがダメージを受けるのは「人類の生死」に関わる問題なわけです。

その意味で、海洋保護の推進は積極的に進めないといけませんね。


実は、小生には、小学校から中学、高校、大学まで、同じ道を辿った友人が何人かいるのですが、その一人が、南極に隊長として何度か行っています。

もちろん、会うたびに面白い話が聞けるのですが、同時に地球環境の危うさも感じます。
海洋保護に関する意識は、皆で共有したいものです。


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2012年3月8日木曜日

3/8、国際女性デー!世界には祝日の国も数多くあります。またしても異文化交流からの発見です


3/8、国際女性デー!世界には祝日の国も数多くあります。またしても異文化交流からの発見です
Happy International Women's Day (8 March)!
http://www.internationalwomensday.com/about.asp
#internationalwomensday #women

これは、国際女性デー(International Women's Day:IWD)の継続と発展のために、2001年にNPO(Aurora Ventures)によって開設されたサイトです。

実は、この日については、本日の異文化交流パワーランチの中で、中国のメンバーから話題が出されたものです。

サイトの中に書いてありますが、中国では女性だけが祝日になっていました。
祝日の国を地域別に列挙すると、このような感じです。(NIS諸国が多いですね)

完全祝日:
(アジア)Afghanistan, Cambodia, Laos, Mongolia, Vietnam
(NIS諸国)Armenia, Azerbaijan, Belarus, Georgia, Kazakhstan, Kyrgyzstan, Moldova, Russia, Tajikistan, Turkmenistan, Ukraine, Uzbekistan
(アフリカ)Burkina Faso, Guinea-Bissau, Eritrea, Uganda, Zambia
(欧州)Montenegro
(中米)Cuba

女性だけ祝日の国:
(アジア)China, Nepal
(アフリカ)Madagascar

1908年、ニューヨーク市で15,000人の女性が、差別撤廃を訴える行進をしたのが始まりとのこと。

それから100年以上が経ち、今では女性宇宙飛行士、女性首相も多くなりました。
昔はネガティブな話題が多かったのが、今はポジティブな話題が増えてきたと書いてあります。

伝統的には、花や小さなギフトを贈るのが習慣だそうです。
認識不足で、身の回りの女性の方々には失礼してしまいましたので、急ぎソーシャルメディアで”国際女性デー”のプロモーションをさせて頂きました。


このブログで以前、3月は”女性の歴史月間”という記事を投稿しました。
日本では、3月は雛祭りとホワイトデー。そして、この”国際女性デー”。
グローバル人材(特に男性)の、最低限の心得かと思われます。


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SOLIDARの2012年シルバー・ローズ賞受賞者決定。社会正義を提唱する欧州NGO


SOLIDARの2012年シルバー・ローズ賞受賞者決定。社会正義を提唱する欧州NGO
SOLIDAR Silver Rose Awards 2012 Winners
http://www.solidar.org/Page_Generale.asp?DocID=13955&thebloc=29218
#solidar #silverrose #socialjustice #europe

これは、欧州のNGO(Non-Governmental Organization:非政府組織)、SOLIDARの発表です。

この組織は、1948年に設立された、NGOによる欧州ネットワークで、社会正義(social justice)を提唱、促進することを目的に活動しています。

参加メンバーは、欧州25ヶ国(うちEU諸国が20ヶ国)の56組織。

シルバー・ローズ賞(Silver Rose Awards)は、毎年、社会正義と連帯に貢献した個人、組織に贈られるもので、今年で12回目になります。

今年の受賞者は以下の4名。

・European Category: Kaos GL, Turkey
・International Category: Iris Munguia, Honduras
・Special Prize for Democracy: The Norwegian People represented by Prime Minister of Norway, Jens Stoltenberg
・Lifetime Achievement: Poul Nyrup Rasmussen, President of the Party of European Socialists (2004-2011)

まだ活動は、ヨーロッパが中心のようですが、今回中米ホンジュラスから国際部門の受賞者が出ているように、スコープはグローバルにも広がっているようです。


日本では余りなじみのない賞かと思いますので、投稿しました。
「正義(justice)」というと、ハーバード大学・サンデル教授の白熱講義が思い浮かびますが、ヨーロッパではこういう動きもあるようです。


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2012年3月6日火曜日

両生類の絶滅はエコシステムの危機につながると、欧州EAZAが警告


両生類の絶滅はエコシステムの危機につながると、欧州EAZAが警告
Amphibian extinction is a silent crisis that requires urgent EU action, say experts
published by EAZA on Monday 05 Mar 2012
http://pr.euractiv.com/press-release/amphibian-extinction-silent-crisis-requires-urgent-eu-action-say-experts-21015
#amphibian #extinct #eu #EAZA #frog

これは、European Association of Zoos and Aquaria (EAZA:欧州動物園水族館協会)の発表です。

EAZAがAmphibian Survival Alliance (ASA:両生類生存のためのアライアンス)との共同研究として発表したところでは、世界中の6,800種の両生類のうち1/3が、このまま対策を施さないと絶滅の運命にあるとのこと。

更に、900種が動物園での緊急保護を必要としている状態とのことです。

その主たる原因は、壺黴、気候変動、生息地の消滅。
特に壺黴については、侵略的外来種としての認定を急ぐと共に、状況をモニタリングし、対策を打つことをEU当局に提言しています。

(なお、発表の中には、名古屋の生物多様性会議で掲げられた目標達成には、両生類救済が最もコスト効率が良いといった表現もあります)

カエルは地球上に3.6億年生存。
エコシステムについての警告を、人類に対して発してきた面もあり、その絶滅は、恐竜絶滅以来の最大のロスであるというコメントも書かれています。

動物園の中には、既に大学との協力で対策を打ち出したところもあるようですが、更にガイドラインを作り、より多くの動物園を巻き込む動きになっているようです。


以前、世界一小さいカエルがニューギニアで発見されたという投稿をしました。
その一方で、両生類にはこうした多くの絶滅危惧種があることを、改めて認識しました。


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2012年3月5日月曜日

米国環境最前線「大統領選挙戦が影を落とす環境政策」(GreenBISCUE 最新記事掲載)


米国環境最前線「大統領選挙戦が影を落とす環境政策」(環境ビジネス情報サイト”GreenBISCUE” に最新記事を掲載しました)
http://www.greenbiscue.com/special/wsg120305001/
#usa #obama #president #election #environment

今日は、BISCUE総研の運営する環境ビジネス情報サイト「GreenBISCUE」の新しい特集記事、「米国環境最前線:大統領選挙戦が影を落とす環境政策」をご紹介します。

この特集は、当社提携先である米国ワシントン在コンサルティング会社、Washington Strategy Groupに寄稿して頂いているもので、今月の話題は米国大統領選です。

3/6は、いよいよヤマ場の「スーパーチューズデー」。
共和党の候補選び、そして現オバマ大統領のUAW(全米自動車労働組合)ほかをはじめとした遊説と、ブロードバンド、ソーシャルメディアの普及を背景に、生の情報がどんどん飛び込んできます。

選挙公約ですから、課題は多岐にわたっていますが、やはり最大の関心事は「雇用」。
これを生み出すための経済活性化策、そして業界的には人材開発(Human Resource Development)強化といったところに目が行きます。

オバマ大統領は、再生エネルギー、スマートグリッド、EV(電気自動車)、ソーラーパネルなど、環境関連産業を支援する政策を経済活性化の目玉としてスタートしたわけですが、本特集「米国環境最前線」でも何度か取り上げているように、今のところ評価としては余り高いものは得られていません。

その中で選挙戦に入り、果たして環境政策がどうなるのか、というのを捉えたのが今回の特集です。

環境については誰もが「保護」する立場を取り、産業ももちろんそれに同調するわけですが、当然施策によってはマイナス面も大きくなります。

従って、余り急激な政策を実施することについては、色々な反発が出てくるわけです。

記事では、リベラル派メディアの有力紙であるWashington Postが報道した例を紹介し、気になる環境政策の実情を報告しています。

米国大統領選については、日本のメディアでも色々報道されていますが、環境という新たな視点で現地の実情を是非ご一読ください。


米国大統領選は、民主主義、資本主義を掲げる米国の良い面、悪い面が、はっきりと見える良い機会です。
「地球環境問題」は、地球という資源を共有する全人類の大きなテーマのひとつ。
米国がこれにどう取り組もうとしているか、グローバルの視点でウォッチしていきたいと思います。


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http://www.greenbiscue.com/ (環境ビジネス情報サイト)

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2012年3月4日日曜日

海洋の酸性化が過去にない速度で進行、コロンビア大学地球研究所の報告


海洋の酸性化が過去にない速度で進行、コロンビア大学地球研究所の報告
Ocean Acidification Rate May Be Unprecedented, Study Says
http://www.ldeo.columbia.edu/news-events/ocean-acidification-rate-may-be-unprecedented-study-says
#acidification #ocean #marine #eco

これは、米コロンビア大学地球研究所の発表です。

人類が二酸化炭素排出による、海洋の酸性化の速度は、この3億年で最も速くなってきているという報告です。

2.52億年前と2.01億年前、火山爆発により大気中の炭素濃度が増え、海洋生物のかなりが死滅したという記録はあるものの、それに匹敵する酸性度の進行とのことです。

このままのペースで、産業による炭素の排出が続けば、海洋生物は大きく影響を受け、サンゴ礁、カキ、そして小さなカタツムリを食べる鮭などは壊滅するであろうと、指摘しています。

海洋の酸性化については、海洋汚染や、サンゴ礁に影響を及ぼす夏の気温上昇などに比べて、注目度は低いものの、極めて危険なレベルになってきており、他の環境問題とは切り離して論じられるべきとしています。


寒い冬が続くと、地球温暖化、二酸化炭素排出量制限など、といった問題提起が少なくなっているように感じます。
何が原因かという点については諸説あるようですが、いずれにせよグローバル人材は、地球環境問題を長期の視点でいつも考えておく必要があります。


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