ホワイトチャペル・ギャラリーで、英国首相官邸の12人が選んだ絵画を展示
'12 from Number 10' at Whitechapel Gallery opens its doors to the public
http://www.number10.gov.uk/news/our-art-on-display/
#number10 #UK $cameron #primeminister
これは、英国首相官邸(Number 10)からのニュース発表です。
英国首相官邸は、”10 Downing Street, London, UK”にあることから、”Number 10”という略号で呼ばれています。
英国には、1890年代後半に大蔵省が予算取りをして始まった、”Government Art Collection(政府のアート・コレクション)”があり、これが400を超える英国政府の建物に展示されています。
その中の一つが首相官邸で、当然重要な建物ですから、著名な作品が置かれています。
例えば:
”The Old Palace of Whitehall”(Hendrick Danckerts作)
”Jane Anne Inglis(姪の肖像画)”(John Constable作)
”Ada Lovelace(初期のコンピュータ開発を支援したLord Byronの娘)”の肖像画
といった作品。
歴代首相が自身の在位中に持ち込んでいる作品もあるとのことです。
これらに加えて、首相官邸の1階には、現代美術を展示する部屋もあり、6ヶ月ごとに作品を入れ替えて、海外ほか広い範囲からの来賓に公開していると書かれていました。
今回のニュースは、この首相官邸にある作品が、外部のホワイトチャペル・ギャラリーで展示されるというものです。絵画をギャラリーで展示するというのはよくある話ですが、その選考プロセスに目が止まりました。
政治関係者でない12人のスタッフ、例えば清掃人、秘書、ITマネージャーなどが、18世紀から現代に至る絵画の中から選出したとのことです。
なるほど、さすが英国らしい粋な計らい、と感じて投稿した次第です。
誰もが知る、一時代を画した大英帝国。
経済の面では、様々な外部パワーに押され気味ですが、こうしたちょっとしたところに伝統の力を感じました。
GlobalBISCUE @BISCUE総合研究所
http://www.biscue.net/
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