2012年3月6日火曜日

両生類の絶滅はエコシステムの危機につながると、欧州EAZAが警告


両生類の絶滅はエコシステムの危機につながると、欧州EAZAが警告
Amphibian extinction is a silent crisis that requires urgent EU action, say experts
published by EAZA on Monday 05 Mar 2012
http://pr.euractiv.com/press-release/amphibian-extinction-silent-crisis-requires-urgent-eu-action-say-experts-21015
#amphibian #extinct #eu #EAZA #frog

これは、European Association of Zoos and Aquaria (EAZA:欧州動物園水族館協会)の発表です。

EAZAがAmphibian Survival Alliance (ASA:両生類生存のためのアライアンス)との共同研究として発表したところでは、世界中の6,800種の両生類のうち1/3が、このまま対策を施さないと絶滅の運命にあるとのこと。

更に、900種が動物園での緊急保護を必要としている状態とのことです。

その主たる原因は、壺黴、気候変動、生息地の消滅。
特に壺黴については、侵略的外来種としての認定を急ぐと共に、状況をモニタリングし、対策を打つことをEU当局に提言しています。

(なお、発表の中には、名古屋の生物多様性会議で掲げられた目標達成には、両生類救済が最もコスト効率が良いといった表現もあります)

カエルは地球上に3.6億年生存。
エコシステムについての警告を、人類に対して発してきた面もあり、その絶滅は、恐竜絶滅以来の最大のロスであるというコメントも書かれています。

動物園の中には、既に大学との協力で対策を打ち出したところもあるようですが、更にガイドラインを作り、より多くの動物園を巻き込む動きになっているようです。


以前、世界一小さいカエルがニューギニアで発見されたという投稿をしました。
その一方で、両生類にはこうした多くの絶滅危惧種があることを、改めて認識しました。


GlobalBISCUE @BISCUE総合研究所
http://www.biscue.net/

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1 件のコメント:

  1. それは分かっていても・・・というのが難しいところ。

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